4周年
- Shiori SHIMOMURA
- 2017年11月23日
- 読了時間: 3分
すっかり忘れていましたが、製作販売活動を開始して4年経ちました。
去年は活動休止をお知らせしていたなかで、4年目を迎えましたが、
今年は展示会のあとのお直しやご注文の対応をしているために、
気が付いたら節目を迎えていて、そのままとどまらずに日々を過ごしている状態です。
去年までは節目ごとに、今までの自分の作るものや立ち位置、持ち場みたいなものを、
確認するような思考を抱えて、次のことを考えていたような気がしますが、
今年の節目は、今までの自分を振りかえるよりも、もっと未来のこと、
それも来年よりも、それ以降の到達点を決して曖昧にできない気持ちがあります。
多分、そんなふうに思える理由として、思い当たることはふたつあります。
まず10月の展示会にて、今まで作ってきたものを全て並べてみたことを通して、
私が製作してきた、絶対量を視覚化して目の当たりにする機会があったことと、
すごくうれしいことに、私が出かける場で私が作った服を着ている人に出会えていることです。
最近の活動として、作りながら分かってきたことは、
会社員としてお勤めしながら、空いている限られた時間で製作をしていると、
いただいたご注文の製作をしていくことと、新規の製作をしていくことを
完璧に両立させていくことは、今の状態では不可能に近いことだと実感しています。
その理由として、新しいアイデアを形にする時間とは、本来短縮させてはいけないけれど、
ご注文の製作をするためには、できるだけ新規のスタイル提案も速やかに行いたいのです。
忙しい中で思いつきだけで作った服は、やはり突っ込みどころがいっぱいで、
また新たに作り直すくらいならば、発送を具現化する技術と感覚をじっくりと磨きたいのは事実です。
そのためには、それ以外のことを何もやらなくていいという時間と環境があることが理想的です。
けれど、思いつきを一気に形にするような、無鉄砲でひたむきな行動力も悪いものではなくて。
全てのことを理想的に整えられる製作環境は、活動を続ける以上考えるけれど、
それをする為に、一時でも手を動かさないとか他のことをしないということが、
ありえないという前提で、どんな行動を選ぶかということが続いている感じです。
今以上、踊る時間を減らしたくないなかで、作ることにどれだけ向き合えるかということは、
これからもずっとずっと続いていくテーマとして、抱えていくしかないという感じです。
とはいえ、また昨年同様、来年1月末にお勤め先が海外の展示会に出展する企画に携わるために、
12月から2月初めくらいまでは、ご注文は受けられても製作はすぐにできないかと思います。
お勤め先の状況も、変化に富んでいるので、今以上煩雑になるかもしれないなかで、
私が望んでいる理想的環境を、常に心の引き出しに入れておくぐらいの構えでいられればと思います。
季節的にちょっと遅くなりますが、3月末から4月初めくらいに
2018年春夏のコレクション提案をウェブサイトに更新する予定です。
少しずつ新しい生地を仕入れて作り始めていますが、
ものすごくロマンティックなウェアを沢山ご紹介できるような予感がしています。
もう、冬を越して迎える次の春が、すごく楽しみです。

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