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3周年 ~3rd anniversary~

  • 執筆者の写真: Shiori SHIMOMURA
    Shiori SHIMOMURA
  • 2016年11月12日
  • 読了時間: 2分

2016年11月で、製作活動を始めて3年となります。

続けていこうと思えば続けられたはずなのですが、

現在の私の煩雑な状況と、これからの製作環境を見直すために、

休止という選択をするとは、始めた当時は思ってもみなかったことです。

始めた当時は「10人くらいの人に受け入れられたらいい」で、

2年目の去年は「もっとできることが広げられるかもしれない。」で、

3年目の今は、お知らせしている通り「今までやってきたことを、生きていく視点とともに考え直す。」

この活動を通して節目ごとの自分の変化を感じます。

活動休止をしたあとになって、思いがけなかったことは、

想像以上に「残念です」という反応をくださる人が多かったことと、

私の着ている服を見てお声掛けくださった方達のなかで、

「作っているとは知らなかったけれど、いつも素敵と思って見ていました」と言ってくださったこと。

3年間という時間はあっという間でしたが、それまでにやってきたことは、

知らない間に、大きな影響を与えていたことをやっと実感できています。

私が作っていることを、どこかで待っていてくれる存在を得ることができたことは、

少し落ち着かない感じもあるのだけれど、素敵なことだと思っています。

自分一人で考えたことを形にする時、選んだことを行動に移す時には、

どうしても、「本当にこれでよかったんだろうか?」と疑いたくなることも多いです。

でも結局、私と今まで一時も離れず生きてきたのは、誰かというと私でしかないから、

自分の活動も自分の製作も自分自身のことも、見くびってはいけないと思わされます。

作って着て踊ってまた作るということが幸せに思うようになったきっかけは、

タンゴを踊ることに出会って、そのことが生活の一部になったからで、

それを同じくとしている人たちとつながることができたから。

タンゴというダンスでなければ、きっと自分で服を作っていなかったと思います。

考えたものを形にしていく時間と、それを着て踊る時間。

私が作ったものと私自身に、共感を寄せて信じてもらえるということ。

自分にとって何が幸せであるかということが、やっと今になってなんとなくわかってきたから、

確かに全てがやりたいことばかりではないけれど、できる限り惜しみなく生きていきたい。

この3年間で、自分を肯定するというスタートラインに立てたかもしれない、って思っています。


 
 
 

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